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ペリーヌはこれから住もうという部屋を殆ど一日がかりで掃除し、床を洗い、仕切りや天井や窓をこすった。これらのものは、家が建って以来こんなに款待されたことは一度もなかったに違いない。
少女は、家から井戸へと洗い水を汲みに数え切れぬほど行き来しているうちに、囲いの中に生えているのは草と薊だけではないことを知った。風や鳥はあたりの庭から穀物の種を持ってきたし柵越しに近所の人は要らなくなった花を投げ込んだから、穀物の種や植物の幾つかは自分に適した土地に落ちて芽を出し、あるいは育ち、今はどうにか花を咲かせていた。その成長はむろん、庭園に植えられて、肥料や灌水や、始終世話を受けたものの成長とは似てもつかなかったであろう、しかし野生のものとはいえ、色や香りの魅力は劣りはしなかった。
そこで少女は、この赤や紫のにおいあらせいとうや唐撫子などの花を幾本か摘んで花束を拵え、部屋に置いて、そこを陽気にすると同時にそこから厭な臭気を追いだそうと思いついた。この花は、パリカールが気に入れば食べてよかったのだから別に誰の所有物でもなかった、が彼女は鹽爺さんに尋ねないでは、どんな細枝も折ろうとしなかった。